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明日を築くための建築現場で欠かせない足場工事の流れについて!詳しく解説

2023年05月31日
明日を築くための建築現場で欠かせない足場工事の流れについて!詳しく解説

建築現場には必ず必要になるのが、足場です。日常生活を送っているとマンションなどの周囲に鉄筋足場などが設置されている場面を見かける事があると思います。あれらの足場は現場で欠かせないものとなっており、職人の明日を守るためのものです。今回は、足場組立の流れについて、詳しくご紹介します。

 

1.足場には主に4種類ある

足場は、組立足場と吊り足場の2種類に大別されます。その中でも主に現場で見られる4種類を紹介します。

 

1-1.クサビ緊結式足場(ビケ足場)

ビケ足場とも呼ばれるこの足場は、主な用途として木造住宅やアパートなど中低層の建築工事で用いられていましたが、近年では高層建築外壁の塗り替えなど短期間の補修に足場として、使用する事も増えています。

 

盛り替え・組み換え作業が簡単であり、建物の形状に対応しやすい足場です。ビケ足場とも呼ばれているのは、元々の商品名の名残です。株式会社大三機工商会(現在は、株式会社ダイサン)が国内初めてのクサビ緊結式足場を開発し、その当時「ビケ足場」という名前で呼ばれていました。

 

2.クサビ緊結式足場(ビケ足場)の流れ

まずは、

➀作業箇所の確認。

➁工具、保護具等の点検確認。

➂組立開始前の打合せ。

➃作業者全員で手順、範囲等を確認。

を行います。

次に第1層、第2層の組立作業を行っていきます。

 

2-1.第1層・第2層の流れ

➀コーナー部の敷盤の上にジャッキベースを固定し、支柱を差しこみます。

支柱と支柱を、手摺を利用し、ハンマーによって打ち込み固定します。

ブラケットサイズに合う手摺を内側の支柱に固定し、マス1スパンだけ本足場形式にします。

次の支柱に手摺を用い、建物に応じたスパンを決めハンマーを使い連結していきます。

作業床の設置位置を決め、その位置にブラケットをはめ、踏板もはめ込みます。

作業床から90cm(2ポケット)の高さに手摺をはめ込む。

下屋部の接続を考え支柱の位置を設定して建てる。

内柱は2スパン毎に建てる。その際に出窓・霜除けなどに注意して建てる事。

内柱は間口をさけて建てるよう心掛ける。

第2層に関しては、第1層が組立てる事ができれば、その層にそって、第1層と同様に組立てます。

次に控え柱、火打梁、大筋かい、昇降施設の取り付けを行います。

現場作業が終われば、あとは解体するだけとなります。

 

3.枠組足場

よく建築現場でもっとも見かけるのがこの枠組足場です。枠組足場は、軽量で部材強度も良く、組立・解体に手間はかかりますが、安全性が高くなっています。またハンマーを使わないので騒音が少ない事が特徴です。

 

またクサビ緊結式足場のように、別名として「ビティ足場」と呼ばれる事があります。昭和27年にアメリカのビティスキャホード社から枠組足場を輸入したのが起源とされており、枠組足場の基本構成部材を「建枠(ビティ)」と呼ぶことからも「ビティ足場」と呼ばれる事があります。

 

4.枠組足場の流れ

ここからは、枠組足場の流れについてご紹介します。

 

➀ベースを組立てます

・地盤沈下が生じないような措置をまず施します。

・平坦な場所にて、所定の位置に敷板を並べます。

・ジャッキベースを敷板の上に置きます。

・調節ナットを高さに合わせていきます。

➁1層目建枠などの組立

・建枠の脚柱をジャッキベースに差し込みます。

・隣接建枠の間に筋交いを取り付けます。

・下の補助手摺枠を外側に取り付けます。

・ジャッキベース調整ナットを使い、全体レベルを上げます。

・根がらみを取り付け、ジャッキベースを釘止めしていきます。

➂1層目から2層目の手摺枠を取り付けます

➃その後、床付き布枠を取り付けます

➄1層目から2層目の妻側の手摺枠の取り付けます

⑥2層目の組立

・建枠を脚柱ジョイントで足していきます。

・③の手摺を取り付けた建枠に固定します。

・筋交いを構造物側に取り付けます。

・妻側手摺を取り付けていきます。

➆3層目の組立

(➄の手順の繰り返し)

最後に、最上部の組立を行い、終了です。

 

5.手摺先行足場

組立、解体のどちらも常に手摺がある状態の作業が可能なのが特徴の足場であり、安全性、安心感という点が特徴な足場です。常に手摺がある事で、転落防止に繋がります。作業現場において、高い場所というのは緊張感を増長させる事が多いのです。しかし、この足場では手摺が常にある事で、物理的、精神的な安心感を保障してくれます。

 

6.手摺先行足場の流れ

手摺先行足場について、詳しくご紹介します。

 

6-1.手摺先送り方式

手摺先行足場には基本的に主に3種類のものが存在します。その中でもこの手摺先送り方式では、足場最上層に作業床を取り付ける前に、一層下の作業床上から、建枠の脚柱などに沿って上下スライド可能な手摺などを先行して設置するやり方です。

 

6-2.手摺据置方式

この方式では、「手摺先送り方式」と似ており、足場最上層に作業床を取り付ける前に、一層下の作業床上から、据置型の手摺を先行して設置する方式です。使用する手摺が異なります。

 

6-3.手摺先行専用足場方式

ほかの方式とは異なり、事前に手摺、中さん及び幅木の機能を有する部材があらかじめ足場の構成部材として備え付けられている方式です。

 

7.吊り足場

名前のごとく、上から吊り下げる形で作業床を設置する足場です。ビルなどの現場で鉄骨組立工事や高層ビルの吹き抜けメンテナンス工事、橋梁工事など、地面上に足場が設置できない際、高所作業が必要という場面ではこの吊り足場を設けます。

 

8.まとめ

足場というのは、建築現場などでは欠かせない存在です。今回ご紹介したとおり、目的、用途もさまざまといえるでしょう。

 

「株式会社トップビルド」では、職人を大切にする心を忘れず、それぞれの明日の為に安心安全を心がけています。仮設足場工事のご依頼はお気軽にご相談ください。

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